統計が全体像の事実だとしても、個々人に該当するとは限らない
(2015/3/28のブログ)
「昨年は、長髪で参加した男の人がいました。
好印象を持っていただけるよう、身だしなみには気をつけましょう」
ある企業から送られてきた紙に書かれていた。
会社の偉い人と学生が話すイベントの案内状の言葉。
男で長髪がダメだと明言はしていない。
でも、長髪の男は印象が悪いと言っているのと同義の文面だ。
女は長髪であってもきちんとまとめてあれば問題ない。
でも、男はダメ。
なんで?
「印象が悪いから」
これは賛否両論ありそうだ。
男女差別だと言おうと思えば言える。
でも、感覚では納得できる。
そんなところだろう。
これは何も髪の長さに限らない。
もし男がスカートを履いていたら、多くの企業がそれはダメだと注意するだろう。
女は良くても男はダメ。
なんで?
「ヘンだから」
逆に、超短髪の女がいたら、それはそれで短すぎだと言われそうだ。
見慣れていないから似合わないと感じるだけで、見慣れたらヘンだと思わなくなるかもよ?
ほら、昔は和服だったのに、今は洋服を着ている人の方が多いじゃん?
違和感ないでしょ?
と言ってみたけれど、実際は顔のつくりや体形に男女差がある。
似合わない人は、見慣れても似合わないのかもしれない。
そして、似合う人は似合うのだろう。
やはり、結局は「人による」ってこと。
「人による」けれど、“多くの場合当てはまる”事実もあるってこと。
統計ってたぶんそういうもの。
ではまた!
きゅうり(矢野友理)