微男微女

日常の考察

あなたも利用されている

(2015/3/30のブログ)

 

昨日、女の友人と喫茶店で将来について語り合った。
友人は画家として成功したいという強い思いを抱いている。
趣味としてではなくビジネスとしてやっていきたいということだ。

 

「若い女であるということに価値があると考えているおじさんが一定数いる」
「この価値は20年後にはなくなっている。使えるうちに使っておきたい」
「作品ではなく、“若い女”である自分を評価しているおじさんを、私は利用できるだけ利用する」

 

こういう発想ができるのは、友人が女だからだろう。
男が「若い男であることを利用しよう」とはあまり思わない。
女は若さに価値があるのかもしれない。
でも、男はむしろ「この若造が!」と言われかねない。

 

この善し悪しを議論するつもりはない。
ただ、性別によって相手の評価基準や指標が変わってくることには自覚的でありたい。
利用できるものは利用した方がいいに決まっている。

 

しかも、利用しているのはお互い様だ。
相手に同情する必要はない。
相手は利用されたいから利用されているのだし、相手もあなたを利用している。
誰かを利用しているとき、あなたも相手に利用されているのだ。

 

ではまた!

 

きゅうり(矢野友理)