微男微女

日常の考察

「同性愛は罪だと神様が言っている」

(2015/4/12のブログ)

 

先日、飲み会があった。
初めてじっくり語り合う1人の会社の同期(男)。
どうやら敬虔なクリスチャンらしい。

 

プロテスタント
聖書を信じている。
聖書と同性愛に関してはあちこちで論じられている。
興味が湧き、聞いてみた。
「同性愛についてはどう思う?」


彼は答えた。
「同性愛は罪だと神様が言っている」

 

罪なの?
なんで?
同性愛は悪いことなの?

 

見解を説明してくれた。
僕は同性愛者だからという理由で相手を全否定することはない。
でも神様は同性愛を罪だと言っている。
僕は神様を信じている。

 

“同性愛は罪だと思っている”というより
“同性愛は罪だと言う神様を信じている”というニュアンス。

 

神様が出てくると反論しづらい。
信仰を否定することはできない。
でも、同性愛は罪でも悪いことでもない。
というか、そもそも「良い/悪い」で論じるようなものではない。

 

1つだけ、どうしても反論したいことがあった。
「いつか同性愛が罪だと気づき、異性愛に治ると思う」
この発言。
同性愛は後天的なものだとも言っていた。
論文を読んだらしい。
その論文、間違ってるよ。
神様は関係ないから反論しておいた。

 

そういえば、同性愛を後天的なものだと思っている人は同性愛を否定的にとらえる傾向にあり、先天的なものだと思っている人は好意的にとらえる傾向にある、という研究結果があったっけ。
まさにこのケースだ。

 

私は以前も別の同期(男)と同性愛に関して議論したことがある。
話し合えばわかりあえると信じていた。
でも価値観が異なる人とわかりあうことは、想像以上に難しかった。

 

それでも私は話し合いをやめることはしない。
言いたいことは言う。
相手の話も聞く。
この繰り返し。
なんだかんだ楽しいから話し合っている。

 

※彼は「同性愛を罪だと思っていないキリスト教徒ももちろんいる。これはあくまで僕の信仰だから」と言っていたことを付け加えておく。

 

ではまた!

 

きゅうり(矢野友理)