1人しかいなかったら差別してもいいのか
(2015/4/29のブログ)
三橋順子さん(@MJunko0523)のツイート。
「LGBTは7%もいます!」というアピールは好きではない。多数派に少数派が数を主張しても、「なんだ7%しかいないのかよ、じゃあ無視してもいいな」と言う奴は変わらない。5%いようが7%もいようが、本質的には関係ない。たとえ私1人だろうが、私はいるのだから。
共感した。
次のような主張を聞いたことがある。
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セクシュアルマイノリティは統計上、人口の5%(7%)いると言われている。
20人のクラスに1人はいるという計算。
今までセクシュアルマイノリティだという人に会ったことがない人もいるかもしれない。
でも、たぶん会っている。
その人がセクシュアルマイノリティだとは知らなかっただけで。
“普通”にクラスにいる。
“普通”にあなたのそばにいる。
左利きの人と同じくらいいる、“身近”な存在なのだ。
そんな“身近”にいる“普通”の私たちを差別してもいいのか。
よく考えてほしい。
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少し危険な論調だと思う。
何が危険なのか。
“身近”で“普通”だから差別はよくないという言い方。
裏を返すと、“身近”ではなく“普通”でもない人は差別していいということになってしまう。
人口の5%もいるから差別してはいけないのではない。
世界にたった1人しかいなくても差別してはいけない。
理想はそうでしょ。
だから、人数の多寡で攻める論調は危険だと思う。
ではまた!
きゅうり(矢野友理)