微男微女

日常の考察

同性好きが強調されるバイセクシュアル

(2015/5/7のブログ)

 

「日本では結婚できないね」
バイセクシュアルだとカミングアウトしたときに言われた。

 

私は女。
相手の戸籍上の性別が女ならたしかに結婚できない。
でも相手が男の可能性もある。
その場合は日本でも結婚することができる。

 

「日本では結婚できない」
これは同性婚を想定していることになる。
バイセクシュアルの同性に惹かれる部分が強調されているのだろう。

 

異性よりも同性に惹かれることの方が多いバイセクシュアルの人もいると思う。
でも、私はただバイセクシュアルだと伝えただけ。
同性に惹かれる方に着目されるのはなぜなのか。

 

大学生のとき、セクシュアルマイノリティサークルに所属していた。
外見が女なので、レズビアンだと思われやすい。
私の好きな人=女だと思われていると感じることが多々あった。

 

私がバイセクシュアルだと知っている人にも、
恋愛トークで「女の子が集まるイベント行かないと出会いがないでしょ」
と言われることがある。
バイセクシュアルだから、男との出会いは日常生活であるのに。

 

バイセクシュアルで異性と恋愛している人もいる。
その人の恋バナもしている。

 

でも、誰とも恋愛していない私がバイセクシュアルだと言うと、
同性に惹かれる部分の方が強調されやすい。

 

違うコミュニティでは、異性に惹かれる部分が強調されやすいこともあるだろう。
カミングアウトをしたときの反応も、相手によって異なる。
だから、一概に同性に惹かれる方が強調されるとは言い切れない。
でも、少なくとも私がこれまでに経験した限りでは、同性に惹かれる方が強調されてきた。

 

セクシュアルマイノリティ当事者限定のサークルだから、
  「異性に惹かれる話はこのサークルじゃないところでもできる。
  サークルでは普段はあまり話せない、同性に惹かれる話をしたいのではないか」
  と気をつかってくれた可能性はある。

 

ではまた!

 

きゅうり(矢野友理)