微男微女

ジェンダーやセクシュアリティについての考察

同性愛者の子育てに反対された

(2015/6/7のブログ)

 

会社の同期(男)と同性愛について語り合ったときのこと。
「子どもほしい?」
質問された。

 

「ほしいよ」
「相手が女だったとしても?」
「うん。できるものならね」
「同性愛者の子育てについてはどう思う?」
「いいんじゃない」

 

彼は、同性カップルの子育てには反対だという。
理由を聞いてみた。

 

ゲイカップルは男の役割しか果たせない。
レズビアンカップルは女の役割しか果たせない。

 

片方の性別の役割しか果たせないから、反対。

 

男の役割って何?
女の役割って何?

 

疑問をぶつけてみた。

 

彼は説明した。
男女で脳が違うという研究がある。
脳だけではない。
たとえば、筋肉も男のほうがある。
「高い高い(子どもを抱き上げるやつ)」とか、女はできないだろう。

 

「それだけ?」
「いや、すぐに具体例が出てこないだけ」

 

実際に同性カップルに育てられて幸せに育った人もいる。
それは彼も知っている。
ただ、統計データがあるわけじゃない。
一例だけで結論を出すことはできない。

 

これには納得した。

 

でも、片方の性別の役割しか果たせないから、同性愛者の子育てには反対というのはどうしても納得できない。
「つまり母子家庭や父子家庭も良くないってことだよね?」
「僕は理想的ではないと思っている。
 実際に、一人親家庭の子どものほうが苦労する(もう少し具体的な内容だったが忘れてしまった)という統計データもあるし」
(彼はスマホで検索し、統計データを私に見せた)
「それは、片方の性別の役割しか果たせないから、ということが理由だとは限らないよね。
 いろんな要素が絡んでいて、原因を特定するのは難しいと思う。」
「それはそうだね」

 

わかりあえる部分はわかりあった。
でも、そもそも価値観が違ってわかりあえない部分も当然あった。

 

結局お互い価値観が違うね、ということなのだが、彼のように、ズバッと意見を言ってくれる人は少ない。
私がバイセクシュアルだということを知っていて、このような議論をしてくれるのは本当にありがたいことだ。
正直、不快に思ったり悲しくなったりしたこともなかったわけではないが、概ね楽しく話ができた貴重な時間だった。

 

ではまた!

 

きゅうり(矢野友理)