同性婚について思うこと
アメリカの全州で同性婚が合法となった。
同性婚について考えていたことを書こうと思う。
私は大学生のとき、東大のセクシュアルマイノリティサークルに所属していた。
そのサークルで感じたこと。
それは同性婚が話題になることはほとんどないということ。
これは私にとっては意外なことだった。
様々なセクシュアリティの人がいるサークルだから、同性を好きなる人もいれば、そうではない人もいる。
それでも、同性を好きになる人が多くいるサークルだ。
同性婚に関心のある人は多いだろうと思っていた。
なぜ同性婚の話にならないんだろう。
疑問に思ったので聞いてみた。
「同性婚についてどう思いますか」
ゲイの先輩は言っていた。
「日本でも認められたら嬉しいけど、特に何かしようとは思わないかな」
認められたら嬉しい。
でも、認められなくても仕方ないか、という諦めたような気持ちが感じられた。
どうせ日本では無理だよね、と言っている人もいた。
現実的でないことを考えるよりは、今ある制度(公正証書とか)を最大限に活用して、うまく生きていく方法を考えたい、と言っている人も。
一方で日本での同性婚の実現を切実に願っている異性愛者の友人もいる。
あと、忘れがちだけれど、そもそも同性婚の実現を望んでいない同性愛者もいる。
私は結婚という形にはこだわらないけれど、同性カップルか異性カップルかで与えられる権利が違う状態が改善されたらいいなと思っている。
だから、日本でも同性婚が実現されたらそれは素直に嬉しい。
ではまた!
きゅうり(矢野友理)