微男微女

日常の考察

「女は甘やかされる」のか

「甘やかされてるでしょ」

先日、他部署の女の先輩に言われた。

 

以前Twitterにも書いたが、再度考察したい。

先輩の主張はこうだ。

 

私は甘やかされているように見える。

私のいる部署は男が多い。

男が多い部署にいる私(女)は甘やかされている。

 

「うちの部署は女ばかりだから甘やかさないよ」

 

いや、ちょっと待って。

甘やかすとか甘やかさなさいとか、仕事する人をそういうふうにコントロールするものだという考え方があったことにまず驚く。

 

そして仕事と性別を直結させるジェンダーが突然あらわれたことにも驚いた。

 

ただ、一方で先輩の発言は事実を含んでいる。

同期に言われた。

「○○さん(男の先輩)は女の子には甘いらしいよ」

 

私が女だと意識して仕事をしなくても、女であることを利用しなくても、女であるという事実があるだけで甘やかされている可能性があることは否定できないのだ。

 

「結果的に」甘やかされているという事実。

たぶん、私が気づいていない「甘やかされていること」もあるのだと思う。

 

そもそもなぜ「女は甘やかされる」のか。

甘やかす人は男、甘やかされる人は女という構図。

同性を甘やかすことはない、ということも先輩の発言から読み取れる。

 

男が女を甘やかすのは、女は弱いと思っているからかもしれないし、「男は女に優しくするべき」という価値観があるからかもしれないし、下心があるからかもしれないし、他の理由かもしれない。

(実際、どんな理由なのだろう。気になる……)

 

女であることは性転換しない限り変わらない。

どうにもならない。

それなのに「甘やかされているでしょ」と言われることを不快に思う一方、事実でもあるから仕方ないと思う気持ちもある。

 

私は女装している感覚で会社に行っているから、「女装した男だと思って接してくれればいいのに」と思っているけれど、そういうわけにもいかないんだろうな……。

 

ではまた!

 

きゅうり(矢野)