育児休暇をとるのは怖い
会社の先輩2人が私の近くで雑談していた。
「そのお菓子おいしそうですね」
「うん」
「家に帰ったら夜ご飯も食べるんですか」
「そうだよ」
「奥さんの手料理ですか? いいですね~」
楽しそうに話していたので私も質問をしてみた。
「先輩の奥様は専業主婦なんですか」
「違うよ」
「お仕事されているんですね」
「今は育児休暇をとっているけど、数ヵ月後に職場に復帰する予定」
「へえ。先輩は育児休暇とらないんですか」
「怖くてとれないよ~」
育児休暇をとるのが「怖い」。
そんな社会。
「なんで怖いんですか」
理由を聞いてみた。
「やっぱり周りの目とかあるしね。もっと上の役職に就いたらとりやすいかもしれないけど。あ、でも上の役職になったらなったで、責任ある仕事も増えるだろうし、逆にとりにくくなるのかも。」
制度があるだけで、取得率が低いことはずいぶん前から指摘されている。
だからこういう現状は知っていたはずだった。
でも知識として知っているのと、その現実に直面している人の生の声を聞くのでは違う。
ショックだった。
ではまた!
きゅうり(矢野友理)