「LGBって何?身近にいないから遠い存在に感じてしまう」
弁護士の先生方と一緒に飲む機会があった。
先生うちの1人が私たちに質問した。
「大学では何を研究していたの?」
同期の1人が答えた。
「LGBの自殺についてです」
「LGBって何?」
「そうなんだ。矢野さん(※私のこと)は何を研究していたの?」
「同性愛者のカミングアウトについてです」
「2人とも珍しい領域だけど深いことをやっているんだね」
その後、先生はこう言った。
「身近にいないから遠い存在に感じてしまうなぁ。君たちは身近にいるの?」
「私自身がそうです」
「そうだったんだね。僕が男だからかな、女の子にそうだと言われても受け止められるけれど、男だとちょっと抵抗感があるかもしれない」
(悪い意味ではなく)正直な先生だと思った。
その時、同期が付け加えた。
「身近にゲイの人、いますよ」
先生は「そっか。僕たちの世代はそういうことが今よりもタブー視されていたなぁ。」
文字だけの情報だと先生の言葉に反発する人もいるかもしれないが、先生は決して私たちを否定せず、全てを受け入れてくれ、知らないことは知ろうとしてくれ、常にあたたく接してくれた。
こういうコミュニケーションができる人に、私もなりたい。
ではまた!
きゅうり(矢野友理)