微男微女

日常の考察

標準語は女々しい?

(2015/4/4のブログ)

 

「標準語を話す男は女々しく感じる」
九州から上京してきた同期(女)が言った。
「~じゃない?」
「~でしょ」
男がこう言うと女々しくてなんとなく嫌だという。

 

日本語には男言葉、女言葉が存在する(と考えられる)。
小説の主人公が
「~だぜ」
などと言えば男だとわかるし
「~わよ」
などと言えば女だとわかる。

 

私は中学2年の時、愛知県から広島県に引越しした。
「そうなんよ。じゃけぇ、行かにゃぁいけんのんよ。たいぎい。」
おもしろい方言がいっぱいだった。
おもしろかったけれど、キツイ言い方のように感じられることもあった。
「怒ってるのかな?」
相手は普通に言ったつもりでも、私がこう勘違いしてしまうこともあったのだ。

 

方言を力強い言葉だと思ってしまう。
これは言い換えると、標準語を弱々しい言葉だと感じるということ。

 

男=力強い
女=弱々しい

 

少なからぬ人がイメージすると思われるこの図式。
言葉にも当てはまる図式なのかもしれない。

 

上京してきた同期が標準語を女々しいと感じたロジック。
方言=力強い=男らしい
標準語=弱々しい=女らしい
こんな感じ?

 

ではまた!

 

きゅうり(矢野友理)