「お茶を出す人」に求められること
(2015/4/3のブログ)
「男でもお茶を出していいんですか?」
昨日の新人研修で同期の男が質問した。
そのときの研修内容は来客時の対応。
一通り教わったあと、「何か質問はありませんか?」と聞かれた。
同期の男が質問した。
「性別は関係ありません」
これが回答。
お茶を出す仕事をするのは一般職の人であることが多い。
一般職は女が多い。
だから結果として女がお茶を出すことが多い。
一般職に男がいたら、その男はお茶を出す機会が多いだろう。
もちろん、総合職の人がお茶を出すこともある。
とにかく、性別とお茶は無関係だということだ。
そんなやりとりがあった矢先のこと。
「私でいいのかな、と思いながらお茶を出すこともある」
ベテラン総合職の女の先輩が自虐気味にこう言った。
自分以外にお茶を出せる状態の人がいないときは
「若い女じゃなくてごめんなさいね」
と思いながらお茶を出すこともあるとのこと。
あれ?
お茶を出すのは「若い女」であることが望ましいのだろうか。
「若さ」と「女であること」が求められている?
「若さ」は「女」とセットで語られることが多い。
なんとなく、だけれど、お茶を出すのが男だったら、若さについての言及はなかったと思う。
「私でいいのかな」と思ったという女の先輩。
もし男だったら?
そんなことは思わなかったのではないだろうか。
ではまた!
きゅうり(矢野友理)