「女心がわからなくてごめんね」
飲み会で男の先輩に言われた。
「ごめんね。俺、女心わかんないから」
「いえ、大丈夫です」
私が大丈夫だと言ったのは、「女心がわかっていなくても気にしないですよ」という意味ではない。
「女心をわかってもらう必要性を感じていない」ということを言いたかったのだ。
言葉足らずで先輩にはたぶん伝わっていないけれど。
そもそも女心とはどんな心なのか。
先輩は「女心がわからないから、女の子にも仕事で厳しいことを言っちゃうんだよね」というようなことを言っていた。
相手の性別が女であるということが理由で、厳しく言わなければならないところで厳しく言えないというのはおかしい。
「女に厳しく言わない」ことが「女心がわかる」こととイコールなら、そんな女心をわかってほしいとは思わないし、わからないでほしいとも思う。
これは以前書いた「女は甘やかされるのか」というブログにも通ずる話だ。
甘やかす、厳しくする、といった性別とは関係ないはずの話が、なぜか仕事上で性別と結び付けられることがある。
そんなことに違和感を抱きながら、仕事をしている。
ではまた!
きゅうり(矢野友理)