「名前を見て、男だと思いました」
以前、
「苗字から想像する性別」
http://kyuuchan.hatenablog.com/entry/2015/06/16/233649
というブログを書いた。
苗字は性別を表さないが、名前は性別を表すことが多い。
(「名前は性別を表すのか」
http://kyuuchan.hatenablog.com/entry/2015/06/15/001636
)
先日、仕事で会った人におもしろいことを言われた。
「最初にメールを見たとき、男の人だと思いました。電話で女の人だとわかって驚きました」
「なぜメールで男だと思ったんですか」
「名前の読み方をわざわざ書いていたからです」
私はメールの最後にこのような署名を入れている。
******************************
株式会社○○ ○○部
矢野 友理(やの ゆうり)
〒○○ ○○
TEL:○○ FAX:○○
Mail:○○
URL:○○
******************************
最初はローマ字で「Yuri Yano」と書いていたが、読み方を「ゆり」だと勘違いされる可能性が高いため、平仮名で書くことにした。
私を男だと思ったと言った人は、漢字だけだと「ゆり」と読んで女だと思うが、「ゆうり」と読むことをわざわざ書いているから男だと思ったらしい。
男で「ゆり」という名前は珍しい。
「ゆうり」という名前は「ゆり」よりは中性的な名前だと思う。
私は「ゆうり」という名前は女の名前だと思い込んでいた。
ジャニーズに「ゆうり」という名前の人がいて、男で「ゆうり」という名前は珍しいなと思っていた。
名前に不満があるわけではないが、できればもう少し中性的な名前がよかったと思うこともあった。
でも、仕事中に名前を見て男だと思ったと言ってくれた人がいた。
嬉しかった。
男だと思われたことではなく、自分の名前が、自分が思っているより「女」を表していないのかもしれない、と思えたことが嬉しかった。
ではまた!
きゅうり(矢野友理)