【読書記録】マリオネットの罠/赤川次郎
赤川次郎さんの「マリオネットの罠」を読みました。実は一ヶ月以上前に読み終えていたのですが、体調不良でブログ更新ができず、ようやく落ち着いてきたのでこうして書いている次第です。
■あらすじ
フランス留学から帰国した上田修一は、恩師の紹介でフランス語の家庭教師をすることになります。3ヶ月の住み込みで報酬は100万円。教える相手は森の館の美人姉妹。ある日、修一は森の館の地下に幽閉された美少女と出会い、彼女を助け出そうとします。それが、都会で起こる連続殺人事件の始まりなのですが、いったいどういうことなのか……? というミステリーです。
■感想
登場人物が多く、いろんな人の視点でストーリーが展開されていくので、頻繁に頭の切り替えをしなければならないですが、そんなの気にならないくらい内容が面白かったです。あらすじからも犯人はこの人だろうな、と予想がつくと思いますし、基本的にはそこは裏切られずに話が進んでいくのですが、ラストには衝撃を受けました。いわゆる、どんでん返しです。
ちょっと不気味で、テンポが速くて、ドキドキしながら飽きずに読めて、最後にガツンとやられる感じ。傑作です。ミステリーが好きな人は間違いなく楽しめると思います。
☆
価格:759円 |
ではまた!
きゅうり(矢野友理)