【読書記録】いけない/道尾秀介
道尾秀介さんの「いけない」を読みました。怖かったです。
事前情報として、
・体験型ミステリー小説であること
・三つの章(&終章)から成り、章末には写真が載っていること
・その写真を見ると真相が浮かび上がり、物語ががらりと変貌すること
がわかっていました。
変わった本だなと思い、読んでみたくなって手に取りました。
第一章と第二章は、「誰が死んだの?」「誰が殺したの?」と疑問が残った状態で物語が終わり、写真を見れば真相がわかる……はずでした。
わかりませんでした。
自分の力で真相にたどり着きたい!という熱い気持ちはあまりなくて、ただ真相を知って驚きたいだけだったので、すぐネットで検索し、第一章と第二章の真相を確認しました。なるほど、と納得しました。
第三章に関しては、深く考えなくても写真の意味がわかってスッキリしました。写真が謎(犯人は誰なのか)の答えであると同時に、どんでん返しにもなっていて、真相にただただ驚かされました。
ただ、その後ネットで自分の解釈が合っているのか確認したところ、大枠は合っていたものの、一部間違っていたことが判明し、細かい部分を読み取れていなかったことに気付かされました。ちゃんと読んでいるつもりでも、読めていないものなんですね。
道尾秀介さんの作品はどれも怖いですが、それ以上に面白くて、怖いのが苦手なのに最後まで読んでしまいます。実は他にも道尾秀介さんの作品でまだ読めていない作品が手元にあるので、早く読みたいと思います!
☆
価格:715円 |
ではまた!
きゅうり(矢野友理)