【読書記録】三千円の使いかた/原田ひ香
原田ひ香さんの「三千円の使いかた」を読みました。
ベストセラーで本屋さんでもよく見かけ、気になっていた本です。
御厨家の女性四人がそれぞれお金とどう向き合っていくか、というストーリーで、自分とまったく同じ境遇の人は登場しないのですが、読みながら「そういう悩み、ありそう」と自分事として考えられる作品でした。
いろんな人の人生を、お金を通して知ることができます。
お金って誰にとっても大切なものですよね。でも友人と明け透けに話題にできるかというとそうでもないですし、何なら家族や恋人とも、全てを話せるわけではなかったりします。だからこそ、こうして物語を通じていろんな立場の人のいろんな懐事情や考え方を知れるのはとても面白いです。あっという間に読み終えてしまいました。
たとえ登場人物に感情移入できなかったとしても、「お金」に興味がある人なら誰でも楽しく読めると思います。
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三千円の使いかた (中公文庫 は74-1) [ 原田 ひ香 ] 価格:770円 |
ではまた!
きゅうり(矢野友理)