【読書記録】探偵が早すぎる/井上真偽
井上真偽さんの「探偵が早すぎる」を読みました。上下巻あります。
父親から莫大な遺産を相続した女子高生が親族から命を狙われるのですが、犯罪が実行される前に探偵がトリックを見抜いていくという斬新な設定で、非常にテンポよく物語が展開されていきます。
はっきりと、最初から最後まで「勧善懲悪」の世界観です。
そのため、トリックについては読まなければわからないものの、どういう展開になるかはある程度予想できてしまいます。
しかし、だからといって物語の魅力がなくなるわけではなく、むしろ嫌な人たちが探偵に次々とやられていく様は読んでいて爽快でした。
また、ミステリーにしては珍しく、人が死なないので(探偵が事前に見抜いてくれるから!)暗い気持ちにならずに済みます。
スカッとしたい人におすすめです。
☆
探偵が早すぎる (上) (講談社タイガ) [ 井上 真偽 ]
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探偵が早すぎる (下) (講談社タイガ) [ 井上 真偽 ] 価格:792円 |
ではまた!
きゅうり(矢野友理)