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日常の考察

在宅勤務でなくなった「通勤時間」を有効活用できない

東京では3度目となる緊急事態宣言が発出されました。ニュースを見る限りでは、大阪の方が大変そうに見えますが、何はともあれ、早くコロナが収束することを願うばかりです。

 

緊急事態宣言発出に伴い、前回と同様に、週に2日、在宅勤務することになりました。ただ、今回はゴールデンウィークと重なっている期間が多いため、ほとんど在宅勤務はできないと思います。何日在宅勤務できるか数えてみたところ、来週は有給休暇を取得し、まるっと一週間お休みをいただくことになっているので、5月11日までの間だと実質1日しか在宅勤務する日はなさそうなことが判明しました。

 

在宅勤務となるとノートPCを持ち帰らなければならず、面倒ですが、それでも(たった1日かもしれませんが)家で仕事ができるのは嬉しいです。在宅勤務の一番のメリットは、通勤時間がなくなることですよね。その喜びをかみしめたいと思います。

 

ただ……前回、通勤時間がなくなるという在宅勤務の最大のメリットをきちんと享受できていたのかと言われると、自信を持ってYESとは答えられません。私の場合、通勤には往復で1時間程度かかっているので、在宅勤務の日は確実に1時間余裕ができていたはずです。その時間を有効活用すべき、と頭では理解しているのですが、残念ながら、これまではあまり有効活用できていませんでした。

 

いや、有効活用できていないだけならまだマシです。有効活用できていないどころか、余計に時間を無駄にしてしまっていた気がします。

 

どういうことかというと……

 

通勤時間中はスマホでSNSを見たり、漫画を読んだり、LINEで連絡したりして過ごしているのですが、結局それは通勤時間がなくなってもすることなので、在宅勤務になったら家でするだけのことです。通勤中に見るか、家で見るかの違いがあるだけで、通勤時間の1時間がまるっと自由時間になって、何か新しいことができる、というわけではないのです。むしろ、通勤中に集中して見ていたSNSや漫画を家でダラダラと見ることになってしまったので、時間を無駄にしている感じすらありました。そうなると、メリットと言えば、通勤する面倒くささがなくなったことくらいでしょうか。

 

自分の愚かさに嫌気がさします。

 

改めて、人間(と主語を大きくしすぎると、しっかりした人に怒られてしまうかもしれませんが)はなんて弱い生き物なんだろう、と思います。社会に息苦しさを感じることは多々ありますが、とはいえ、結局社会のしがらみから解放されて自由になると、堕落してしまうんだろうなーとしか思えません。もちろん、そうではない人もいると思いますが……少なくとも私は自分で自分を律することの難しさを痛感しました。

 

在宅勤務になると、こういう自分の弱さを突き付けられて、自己嫌悪に陥ったりします。


それでも、家で仕事ができる素晴らしさは何物にも代えがたいので、たった1日だとしても、目一杯満喫(?)しようと思います。

 

ではまた!

 

きゅうり(矢野友理)