微男微女

日常の考察

在宅勤務で最も面倒だったこと

緊急事態宣言が解除されたことに伴い、週2日認められていた在宅勤務が廃止されました。今は週5日間、毎日出社しています。在宅勤務のメリットやデメリットは世間で散々語り尽くされていると思うので、今回はメリット・デメリットというより、私が個人的に在宅勤務で最も面倒だと思ったことについて、世間で言われていることとは違う観点から、書いてみたいと思います。

 

といっても、「変わった切り口で!」「鋭い視点で!」というようなものではありません。

私が在宅勤務で最も面倒だと思ったことは、「ノートPCの持ち帰り」です。在宅勤務中はノートPCで仕事をするので、持ち帰らなければなりません。そしてノートPCは会社でも使用するので、次の日にはまた会社に持っていかなければなりません。これが地味に面倒で、在宅勤務期間が終わった今、「ノートPCの持ち帰りがなくなったことによる解放感」を味わっています。

 

念のため言っておくと、在宅勤務それ自体は全然嫌ではなく、むしろラクで良かったです。世間一般で言われている「在宅勤務のメリット・デメリット」を実感することもできて良い経験にもなりました。

 

ただ、ノートPCの持ち帰りだけは、本当に面倒でした。「在宅勤務日は通勤しなくて済む」というメリットを相殺する勢いで嫌でした。私は運の悪いことに、在宅勤務するのが火曜日と木曜日という絶妙な曜日だったので、通勤日は毎日ノートPCを持ち歩かなければならなかったのです。

 

「その程度のことがそんなに嫌なの?」「大袈裟じゃない?」と思われるかもしれませんが、人間、何にストレスを感じるかは人それぞれで、実は私は「身軽さ」をかなり重視しています。身につけるもの(服装)はできるだけ軽くしたいという思いで冬に薄着で過ごした結果、霜焼けになって親から怒られたことがあるような人間です。当然、荷物は極力減らしたいと思っています。服装が重かったり、荷物が多かったりすると、妙なストレスを感じます。

 

そんなわけで、改めて思うのですが、やっぱり何事も中途半端は良くないです。在宅勤務にするならフルで、しないなら一切なしで、と振り切れていたほうが個人的にはラクだったと思います。もちろん、繰り返しになりますが、経験できたことは良かったですし、在宅勤務それ自体はむしろメリットの方が大きかったと思っています。ただ、実際にやってみた感想としては、0か100か、白か黒か、と振り切った方が楽だと思ったということです。

 

「1週間のリズム」という観点からも、私の経験した在宅勤務は良くありませんでした。火曜日と木曜日だけ在宅という見事な割り当てにより、完全にリズムが乱されました。

 

リズムというとわかりにくいかもしれないので、少し説明します。月曜日を憂鬱に感じる人は多いですが、火曜日~金曜日を特別憂鬱な曜日だと思う人はあまりいないと思います。「明日は月曜日か」と嘆く声は聞いたことがあっても、「明日は水曜日か」と嘆く声は聞いたことがありません。

 

月曜日が憂鬱なのは、休みモードから仕事モードに切り替えなければならないからだと思います。日曜日(休み)→月曜日(仕事)の切り替えが憂鬱だということです。でも、月曜日(仕事)→火曜日(仕事)は切り替える必要がなく、「前日の続き」なので、すんなり翌日を受け入れることができます。

 

そう考えると、たとえば在宅勤務日が木曜日と金曜日、あるいは月曜日と火曜日だったら良かったのかもしれませんが、私は火曜日と木曜日だけ在宅勤務だったので、1週間のリズムが乱される感じがして、むしろフルで出勤するより大変だったような気がします。

 

いろいろと書きましたが、決してフル出社が良い、ということが言いたいわけではありません。フル在宅・フルリモートになればそれが理想ではあります。ただ、火曜日と木曜日だけ在宅勤務というやり方は、①ノートPCの持ち帰り、②仕事のリズム、という2つの観点から、私には合わなかったということです。


以上、在宅勤務の振り返りでした。

 

皆さんは在宅勤務していますか?

 

ではまた!

 

きゅうり(矢野友理)