【読書記録】青少年のための小説入門/久保寺健彦
久保寺健彦さんの「青少年のための小説入門」を読みました。
タイトルから、小説の書き方を教えてくれる指南書かな、と思ってしまいそうですが、実はいじめられっ子とヤンキーがコンビを組んで小説家を目指す青春小説です。
あっと驚く展開はないものの、飽きないストーリーで気がつけば最後まで一気読みしていました。
読み終わった感想は……
「人生、切ない……」
です。
小説って現実ではあり得ないようなこともたくさん起こるじゃないですか。でもこの本では「ああ…やっぱり思うようにいかないよね」という場面がいくつもあります。ハッピーエンドではありません。(人によってはハッピーエンドと思えるかもしれませんが。)それがもどかしくもあり、余韻に浸れる要素でもあると思いました。
間違いなく言えるのは、この本を読むと小説が好きになれるということです! もとから好きな人は、さらに好きになれます。
☆
価格:990円 |
ではまた!
きゅうり(矢野友理)